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The NEJM
2025/06/05
Omitting Regional Nodal Irradiation after Response to Neoadjuvant Chemotherapy
ネオアジュバント化学療法反応後の所属リンパ節照射の省略
乳がん治療における所属リンパ節照射は、腋窩リンパ節転移陽性の患者に対して有⽤性が確⽴されている。しかし、ネオアジュバント化学療法後にリンパ節転移が病理学的に無腫瘍(ypN0)となった患者に対する有⽤性は不明である。この研究では、腫瘍径が2㎝未満〜5㎝超の乳がん患者を、所属リンパ節照射を受ける群と受けない群にランダムに割り付けた。主要エンドポイントは浸潤性乳がんの再発または死亡から解放される間隔であったが、リンパ節照射はこれを有意に延⻑しなかった(ハザード⽐、0.88;P = 0.51)。局所無再発間隔、遠隔無再発間隔、無病⽣存率、全⽣存率も増加しなかった。治療関連の死亡や予期せぬ有害事象は報告されず、グレード4の有害事象はわずかに発⽣した。これらの結果から、術後補助療法としての所属リンパ節照射の追加は、ネオアジュバント化学療法後の再発や死亡のリスクを減少させないことが⽰された。
N Engl J Med. 2025 Jun 5;392(21):2113-2124. DOI: 10.1056/NEJMoa2414859
〔この記事はAIを使用して作成しています〕
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