Levodopa Added to Stroke Rehabilitation：The ESTREL Randomized Clinical Trial

脳卒中リハビリテーションへのレボドパの追加：ESTRELランダム化臨床試験

　レボドパはドパミン作動性シグナル伝達を増強し、脳卒中後の運動回復を促進する可能性が示唆されているが、エビデンスにばらつきがある。本研究では、急性期脳卒中患者610例を対象に、標準的なリハビリテーションにレボドパまたはプラセボを追加し、3ヵ月後の運動機能を調査した。
　結果、レボドパ群とプラセボ群の運動機能に有意な差は認められず、FMAスコアの平均差は-0.90点だった。重篤な有害事象は両群でほぼ同程度であり、多くは感染症だった。結論として、レボドパの追加は急性期脳卒中での運動機能回復に有意な影響を及ぼさなかった。

JAMA. 2025 Sep 22.　DOI: 10.1001/jama.2025.15185

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