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The BMJ

2025/05/29
Drug treatments for mild or moderate covid-19: systematic review and network meta-analysis
軽症・中等症のCOVID-19に対する薬物治療:系統的レビューとネットワークメタアナリシス
    Medical Tribune公式X

 軽度・中等度のCOVID-19治療効果を比較する系統的レビューとネットワークメタアナリシスを実施した。2023年1月~2024年5月のCOVID-19 L-OVE (Covid-19 Living Overview of Evidence Repository)、WHOデータベース等から259試験(166,230人)を分析し、187試験を評価した。ニルマトレルビル-リトナビルとレムデシビルは入院を減少(中程度確実性)した。モルヌピラビルと全身性コルチコステロイドも減少の可能性(低確実性)がある。アジスロマイシン、全身性コルチコステロイド、ファビピラビル、モルヌピラビル、ウミフェノビルは症状解消時間を短縮(中~高確実性)した。ロピナビル-リトナビルは有害事象を増加した。プロトコルは補足資料で公開されている。

BMJ. 2025 May 29:389:e081165.  DOI: 10.1136/bmj-2024-081165

Editorial
軽症および中等症のCOVID-19治療の複雑さを乗り越える
パンデミックのさまざまな段階からのエビデンスを解釈することは困難である

 COVID-19は依然として世界的な公衆衛生問題であり、軽度・中等度症例が感染の大多数を占める。支持療法(解熱剤、鎮痛剤、休息等)や高リスク者への抗ウイルス薬が主な治療戦略だが、エビデンスは一貫しない。Ibrahimらのネットワークメタアナリシス(2019年12月~2023年6月、187試験)は、ニルマトレルビル-リトナビルとレムデシビルが入院を減少(高/中確実性)、コルチコステロイドとモルヌピラビルも減少の可能性(低確実性)を示した。アジスロマイシン等は症状持続期間を短縮するが、ロピナビル-リトナビルは有害であった。パンデミック段階や変異株の影響で結果の解釈には注意が必要である。副作用や患者価値観の考慮が重要で、定期的な証拠更新が臨床推奨を支える。

BMJ. 2025 May 29:389:r1016. DOI: 10.1136/bmj.r1016
〔この記事はAIを使用して作成しています〕

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