Measurable Residual Disease–Guided Therapy for Chronic Lymphocytic Leukemia

慢性リンパ性⽩⾎病に対する測定可能残存病変誘導療法

　この試験では、慢性リンパ性⽩⾎病（CLL）患者において、イブルチニブ-ベネトクラクスがフルダラビン-シクロホスファミド-リツキシマブ（FCR）よりも有効であることが⽰された。患者は3つの群にランダムに分けられ、イブルチニブ-ベネトクラクス併⽤群、イブルチニブ単独群、FCR群でそれぞれの効果を⽐較した。
　2年以内の⾻髄における測定可能残存病変（MRD）がイブルチニブ-ベネトクラクス群では66.2%が未検出で、FCR群に⽐べ優れていた。追跡期間中央値62.2カ⽉で、無増悪⽣存率はイブルチニブ-ベネトクラクス群で93.9%と⾼く、死亡率も他群より低かった。この結果から、イブルチニブ-ベネトクラクスの有効性が⽀持された。

N Engl J Med. 2025 Jun 15.　DOI: 10.1056/NEJMoa2504341
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