Zanzalintinib plus atezolizumab versus regorafenib in refractory colorectal cancer (STELLAR-303): a randomised, open-label, phase 3 trial

難治性大腸がんに対するザンザリンチニブ＋アテゾリズマブとレゴラフェニブの併用療法（STELLAR-303）：ランダム化、非盲検、第Ⅲ相試験

　チロシンキナーゼ阻害剤であるザンザリンチニブは、アテゾリズマブとの併用により、第Ⅰ相試験で有望な抗腫瘍活性を示した。本研究では、前治療歴のある転移性大腸がん患者を対象に、ザンザリンチニブ＋アテゾリズマブとレゴラフェニブの有効性と安全性を比較した。901例がランダムに2群に割り付けられ、全生存期間を主要評価項目とした。
　ザンザリンチニブ＋アテゾリズマブ群はレゴラフェニブ群に比べて全生存期間を有意に延長したが、治療関連の有害事象の発現率は高かった。この試験は、転移性大腸がん患者に対する治療の新たな選択肢を示した。

Lancet. 2025 Oct 20:S0140-6736(25)02025-2.　DOI: 10.1016/S0140-6736(25)02025-2
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