ミネラルコルチコイド受容体拮抗薬のスピロノラクトンは、心筋梗塞後の患者における有効性が不明である。この試験では、経皮的冠動脈インターベンションを受けた心筋梗塞患者を対象に、スピロノラクトンまたはプラセボを投与した。
　結果、スピロノラクトン群でもプラセボ群でも心血管死や心不全発症率に有意な差は見られず、心血管イベントの複合発生率も減少しなかった。解析時点での追跡期間中央値は3年で、重篤な有害事象も両群間でほとんど差がなかった。（試験はカナダ保健研究機構の資金提供で行われた）

N Engl J Med. 2025 Feb 13;392(7):643-652.　DOI: 10.1056/NEJMoa2405923
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