経肛門的直腸間膜全切除術（TME）は短期的な病理学的結果では腹腔鏡的TMEより優れているが、長期的な腫瘍学的転帰は不明確である。本研究は、直腸がん患者における経肛門的TMEと腹腔鏡下TMEの3年無病生存率を比較することを目的とする。
　中国の16センターで行われ、1115人の患者が参加した。主要評価項目である3年無病生存率は、経肛門的TMEで82.1％、腹腔鏡的TMEで79.4％であり、差は2.7％で非劣性が示された。局所再発率と全生存率でも差はなかった。この結果は経肛門的TMEが腹腔鏡的TMEと同等であることを示している。

JAMA. 2025 Mar 4;333(9):774-783.　DOI: 10.1001/jama.2024.24276
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