EMPA-KIDNEY試験で、エンパグリフロジン（SGLT2阻害薬）は、心腎系の有益な効果をもたらした。対象は疾患進行リスクのある慢性腎臓病患者で、10mgを1日1回投与された。追跡は中央値で2年間行い、その後同意した患者をさらに2年観察した。
　主要アウトカムは腎疾患進行や心血管死で、エンパグリフロジン群は865/3304例（26.2％）、プラセボ群は1001/3305例（30.3％）に発生した（ハザード比0.79）。試験後の期間も心血管系の有益性が続いた。

N Engl J Med. 2025 Feb 20;392(8):777-787.　DOI: 10.1056/NEJMoa2409183
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